ブユ幼虫の腸内寄生菌<i>Simuliomyces microsporus</i>(ハルペラ目)の日本初記録とその解剖用昆虫試料の冷凍保存法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • The first record of a simulid gut fungus <i>Simuliomyces microsporus</i>(Harpellales) in Japan using freeze-preserved host insects for dissection
  • ブユ幼虫の腸内寄生菌Simuliomyces microsporus(ハルペラ目)の日本初記録とその解剖用昆虫試料の冷凍保存法の検討
  • ブユ ヨウチュウ ノ チョウ ナイ キセイキン Simuliomyces microsporus(ハルペラモク)ノ ニホン ハツ キロク ト ソノ カイボウヨウ コンチュウ シリョウ ノ レイトウ ホゾンホウ ノ ケントウ

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説明

<p> ハルペラ目,レゲリオミケス科のSimuliomyces microsporusを日本新産種(新産属)として報告した.接合胞子と接合胞子柄の境界の細胞壁は肥厚し,その肥厚部分は接合胞子と共に離脱した.一方,接合胞子柄は先端部の細胞壁を失い菌体に付着していた.接合胞子の単独離脱は,本種における初めての観察事例である.採集直後の生きた試料を用いる定法と,冷凍保存した試料を用いる新規の方法により解剖し,腸内の観察を行った.試料は,解凍の後でも容易に中腸,後腸の摘出が可能であり,ハルペラ目の検出ができた.寄主の冷凍保存は,ハルペラ目の調査に有効な方法であると考えられた.</p>

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