書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on L-Aspartic Acid Fermentation
- L-アスパラギンサン ハッコウ
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説明
(1) フマル酸から醗酵法によるL-アスパラギン酸の生産に薬剤を応用する方法について検討した.<br> (2) 各種細菌を使用して培養の比較的初期に薬剤を添加してL-アスパラギン酸の生産性に対する影響を調べたところ,広い菌種にわたって効果を認めた.特に従来L-アスパラギン酸生産能の著しく劣っていた, Brevibacterium,及びMicrobacteriumに属する細菌が,醗酵培地に薬剤を添加することによってL-アスパラギン酸の生産性を顕著に増大した.<br> (3) Brevibacterium ammoniagenesを用いて薬剤の選択を行ったところCTAB, CPC,アセタミン24等のカチオン界面活性剤, SLS,アノンBF等アニナン及び両性界面活性剤,オレイン酸,リノール酸等の高級脂肪酸ペニシリン等がL-アスパラギン酸の生成に有効であった.<br> (4) 薬剤の添加時期とl-アスパラギン酸生産性との関係について調べた結果培養初期の添加はいずれの場合も高いL-アスパラギン酸の生成を認めたが,培養が比較的進んだ時期の添加では収量が低下した.<br> (5) フマル酸の仕込濃度が7.5g/100mlまでは定量的にl-アスパラギン酸を生成したが, 10%をえると菌の生育が抑制され,それに伴って収量も減少した.<br> (6) 培養過程におけるアスパルターゼ活性の経時的変化を追跡したところ,菌の増殖が最も旺盛な時期に高い活性を示した.<br> (7) 薬剤の添加時間と菌の増殖時期及びアスパルターゼ活性との問に深い関係があると推定された.アセタミン24,オレイン酸ソーダ,ペニシリン等の薬剤とアスパルターゼ活性及び菌体内遊離アミノ酸との関係について調べた結果,薬剤の種類によってその作用点が異なっているがいずれも透過性の改善に作用していることが推定された.<br> 終りに臨み,本研究の発表を許可された旭化成食品事業部,宮井次長,川野参事,山本工場長に感謝いたします,なお,本研究は第9回アミノ酸・核酸集談会において発表した.
収録刊行物
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- 日本農芸化学会誌
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日本農芸化学会誌 38 (9), 434-440, 1964
公益社団法人 日本農芸化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679539582592
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- NII論文ID
- 130001230086
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- NII書誌ID
- AN00196191
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- ISSN
- 18836844
- 00021407
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- NDL書誌ID
- 9173055
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可