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- 秋山 光浩
- 慶應義塾大学医学部 リウマチ内科
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- 安岡 秀剛
- 慶應義塾大学医学部 リウマチ内科
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- 山岡 邦宏
- 慶應義塾大学医学部 リウマチ内科
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- 鈴木 勝也
- 慶應義塾大学医学部 リウマチ内科
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- 金子 祐子
- 慶應義塾大学医学部 リウマチ内科
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- 近藤 晴美
- 慶應義塾大学医学部 リウマチ内科
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- 葛西 義明
- 武田薬品工業医薬研究本部 炎症疾患創薬ユニット
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- 古賀 敬子
- 武田薬品工業医薬研究本部 炎症疾患創薬ユニット
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- 宮崎 宇広
- 武田薬品工業医薬研究本部 炎症疾患創薬ユニット
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- 森田 林平
- 慶應義塾大学医学部 微生物学免疫学教室
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- 吉村 昭彦
- 慶應義塾大学医学部 微生物学免疫学教室
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- 竹内 勤
- 慶應義塾大学医学部 リウマチ内科
Description
<p> 【目的】IgG4-RDは末梢血IgG4産生形質芽細胞増加を特徴とする.B細胞の形質芽細胞への分化と抗体産生能獲得にT濾胞ヘルパー細胞の補助が重要であり,我々は本疾患でT濾胞ヘルパー2型細胞(Tfh2)が増加し,形質芽細胞数および血清IgG4値と相関することを報告してきた.本研究ではIgG4-RDにおけるTfh2の機能的証明および疾患活動性との関連を解明することを目的とした.【方法】未治療のIgG4-RD17例,コントロール群に原発性シェーグレン症候群(pSS)20例,多中心性キャッスルマン病(MCD)5例,健常人(HC)12例を用いた.in vitroでTfhサブセットとnaive B細胞を共培養し,形質芽細胞への分化およびIgG4産生誘導能を検討した.また,Tfh2の活性化状態を解析し,疾患活動性および障害臓器数との相関と治療前後での経時的変化を評価した.【結果】共培養でIgG4-RDのTfh2はTfh1およびTfh17と比較し有意にnaive B細胞を形質芽細胞へ分化誘導した.また,Tfh2のみがB細胞のIgG4産生を誘導し,IgG4-RDで健常人と比較し有意にIgG4産生量が高値であった.また,活性化Tfh2の比率はIgG4-RDでpSS,MCDおよびHCと比較し有意に高く,疾患活動性および障害臓器数と正の相関を示した.ステロイド治療により疾患活動性が低下すると,形質芽細胞数と血清IgG4値と共に活性化Tfh2の比率も減少した.【結論】IgG4-RDでは疾患活動期にTfh2が活性化状態にあり,B細胞を形質芽細胞へと分化させIgG4産生を誘導している.</p>
Journal
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- Japanese Journal of Clinical Immunology
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Japanese Journal of Clinical Immunology 39 (4), 391a-391a, 2016
The Japan Society for Clinical Immunology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679628330496
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- NII Article ID
- 130005407828
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- ISSN
- 13497413
- 09114300
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed