ヘリコバクター除菌療法後に寛解に至った猫の胃小細胞型B細胞性リンパ腫の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case Report of Complete Remission in Feline Gastric Small B-cell Lymphoma After <i>Helicobacter</i> Eradication Therapy
  • ヘリコバクタージョキン リョウホウ ゴ ニ カンカイ ニ イタッタ ネコ ノ イ ショウサイボウガタ B サイボウセイ リンパシュ ノ 1レイ

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説明

<p>5歳齢,避妊雌のアビシニアンが間欠的な嘔吐を示して来院した.上部消化管内視鏡検査を実施したところ,幽門洞に表面の滑沢な隆起病変が認められた.内視鏡生検を行い,リンパ球クローン性解析は陰性であったが,細胞診と病理組織検査の結果,胃のヘリコバクター感染と胃小細胞型B細胞性リンパ腫と診断された.抗がん剤は用いず,ヘリコバクター除菌療法によって30日間の治療を行った結果,症状は消失しリンパ腫は完全寛解に至った.1年後の病理学的検査において,ヘリコバクターの軽度の持続感染がみられたものの,胃粘膜のリンパ腫の再発は認められなかった.</p>

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参考文献 (14)*注記

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