書誌事項
- タイトル別名
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- A procedure of decibel conversion for SPL fitting using insert earphones
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説明
インサートイヤホンにより得られた聴力検査値を音圧レベルへ換算する手順について, 補聴器適合の観点から論じた。2cm3 SPL, 外耳道内SPLへのデシベル尺度間の換算に用いるCDD (カプラ-ダイヤル差), RECD (実耳-カプラ差) の和がREDD (実耳-ダイヤル差) と一致するか, 2種のイヤモールド条件下で実測して妥当性を検証した。3A, 5Aのインサートイヤホンの特性差, HA-1, HA-2の2cm3 カプラの特性差, さらにプローブチューブマイクロホンを使用してRECDとREDDが測定された。4000Hz以下の周波数域において, 両インサートイヤホン間, 両カプラ間には5dBほどの差がみられ, CDDに影響すると考えられた。CDD+RECDの和は, 両イヤモールド条件下ともREDDと3dB以内の僅差で一致しており, 適正なCDDと各耳のRECDの測定により, SPLへの閾値変換が可能であることが示された。
収録刊行物
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- AUDIOLOGY JAPAN
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AUDIOLOGY JAPAN 54 (2), 123-129, 2011
一般社団法人 日本聴覚医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679822081280
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- NII論文ID
- 10029001814
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- NII書誌ID
- AN00000347
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- ISSN
- 18837301
- 03038106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可