長期間経皮経肝胆嚢ドレナージカテーテル留置により横隔膜穿孔をきたした1例

書誌事項

タイトル別名
  • Perforation of the Diaphragm Caused by Percutaneous Trans-Gallbladder Drainage Catheterization in a Patient with Primary Sclerosing Cholangitis
  • 症例報告 長期間経皮経肝胆嚢ドレナージカテーテル留置により横隔膜穿孔をきたした1例
  • ショウレイ ホウコク チョウキカン ケイヒケイ カンタンノウ ドレナージカテーテル リュウチ ニ ヨリ オウカクマク センコウ オ キタシタ 1レイ

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説明

48歳,男性。全身倦怠感にて当院受診。原発性硬化性胆管炎による閉塞性黄疸を認めた。内視鏡的胆管ドレナージではドレナージ不良であったため,経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)を行なった。肝不全兆候がみられることから肝移植術を予定し,手術までの間,PTGBDカテーテルの長期留置を余儀なくされた。しかし12か月後に胸水が出現。肝萎縮によりPTGBDカテーテルが右横隔膜を貫通し胸腔内に露出した状態であった。その後全身状態が悪化し死亡した。横隔膜穿孔は長期間PTGBDカテーテルを行なう場合に起きうる重篤な合併症と考えられ注意が必要である。

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