バルーンカイフォプラスティ後の続発性椎体骨折予防戦略:テリパラチドの効果に関する検討
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Balloon kyphoplasty(以下,BKP)後の続発性椎体骨折に対して,テリパラチド(teriparatide:以下,TP)使用による予防効果の検討を行った.対象は2011年から2014年の間に当院でBKPを施行した50例であり,術後TP使用の有無により2群間に分けた.内訳は男性16例,女性34例,平均年齢は78.7歳であった.TP投与群は男性6例,女性17例の計23例,非投与群は男性10例,女性17例の計27例であった.年齢,骨密度,既存椎体骨折数,術前の保存療法期間,術後の経過観察期間は両群間で有意差は認めなかった.本研究における続発性椎体骨折の発生率は全50例中17例(34%)であった.TP投与の有無による,骨折発生率の差は認めなかった.本研究群ではBKP施行直前および直後にTP治療が開始されており,TP投与時期に関してより早期に治療介入する必要があると思われた.
Journal
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- Orthopedics & Traumatology
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Orthopedics & Traumatology 65 (4), 833-836, 2016
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679917101440
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- NII Article ID
- 130005179929
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed