更年期後に見られた医原性子宮出血例について

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タイトル別名
  • On the Iatrogenic Uterine Bleeding in the Menopausal Age
  • コウネンキ ゴ ニ ミラレタ イ ゲンセイ シキュウ シュッケツレイ ニ ツイテ

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説明

更年期後の子宮出血患者に於いてその原因を追求するとエストロゲン剤の服用等による事を往々経験する.<br>今回私達はこれらエストロゲン綱を含有した市販家庭薬剤に起因したと思われる更年期後の子宮出血患者の症例について検討を加えた結果, これら薬剤の長期連用に起因する事を認めた. 併せて動物小実験を行つた. 即ち去勢白鼠並びに幼若白鼠にこれら市販薬剤を投与し子宮を検するに, 子宮肥大, 増殖像を呈しエストロゲン作用を認めた. こゝに於いて民間保健薬の性ホルモン含有量を記載すると共に高年者の性器出血患者の取扱いに際しこれら医原性要素の存在にも注意すべきことを強調した.

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