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- 中出 哲
- 早稲田大学商学学術院
書誌事項
- タイトル別名
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- Meaning and Significance of Insurable Value under Japanese Insurance Law
- 保険価額について : 保険法における定義とその意義
- ホケン カガク ニ ツイテ : ホケンホウ ニ オケル テイギ ト ソノ イギ
- -保険法における定義とその意義-
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抄録
これまでわが国では,濃淡はあれ,被保険利益を中核において損害保険の契約理論を体系化して,契約の有効性から損害てん補の各論まで説明していたが,両者を結びつけるうえでは,保険価額の概念が重要な機能を果たしていた。学説上,保険価額は「被保険利益の評価額」として理解され,それによって被保険利益は,量的概念に変換されて給付の量的規整まで支配する概念となった。一方,保険法は,保険価額について,伝統的定義を踏襲せずに「保険の目的物の価額」と定義した。この定義には批判もあるが,この定義の結果,契約の前提となる強行法的な利益に関する規律と一定の柔軟性があってよい給付様式の規律を切り離すことになったものといえる。この変更は,イギリス法,ドイツ法,ヨーロッパ保険契約法原則の体系とも整合的である。損害保険契約の理論体系から見た場合,保険価額の定義の変更は,保険法における最も革新的部分といえるのではないだろうか。
収録刊行物
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- 保険学雑誌
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保険学雑誌 2014 (624), 624_183-624_202, 2014
日本保険学会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1390282680140714880
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- NII論文ID
- 40020042807
- 130004714245
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- NII書誌ID
- AN00228119
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- ISSN
- 21855064
- 03872939
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- NDL書誌ID
- 025405998
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可