橋梁の安全施工管理へのリスクベース工学の適用に関する検討

  • 林 健治
    トピー工業株式会社 研究開発センター

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Risk-Based Engineering to Safety Construction Management for Bridges
  • キョウリョウ ノ アンゼン セコウ カンリ エノ リスクベース コウガク ノ テキヨウ ニ カンスル ケントウ

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説明

鋼アーチ橋に対して実施された安全施工管理の結果から, フェールセーフに基づく新たな架設設計法と, 橋の挙動に影響を及ぼす因子と安全性の条件等を観測するモニタリング・システムは, 安全施工管理を実施する上で不可欠な要素技術であることが確認されたが, その有効性を検証するまでには至っていない. 本論文では, 鋼橋の安全施工管理にリスクベース工学の適用を試み, フェールセーフに基づく架設設計法とモニタリング・システムに関して, その概念や手順を系統的に整理するとともに, その有用性が検証された. その結果, リスクベースの施工と管理は, 架設工事の安全性を保証するとともに, その適用に対して実用上問題なく, 有益であることが示された.

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