エノキタケ抽出物のラット初代前駆内臓脂肪細胞での脂肪蓄積抑制効果

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タイトル別名
  • Effect of "Flammulina velutipes extracts" on decrease the lipid accumulation using rat visceral adipocyte culture system
  • エノキタケ チュウシュツブツ ノ ラット ショダイ ゼンク ナイゾウ シボウ サイボウ デ ノ シボウ チクセキ ヨクセイ コウカ

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抄録

ヒト臨床試験においてエノキタケ抽出物を配合する食品を摂取することにより,CTによる内臓脂肪面積がコントロール群に比べ有意に低下したことが報告されている.また,これまでにエノキタケ抽出物含有脂肪酸混合物はβアドレナリン受容体発現細胞に結合活性を有することが見出されている.そこで著者等はエノキタケ抽出物をラット初代前駆内臓脂肪細胞の培養系に添加し,脂肪蓄積に及ぼす影響を調べた.その結果,コントロールに比べ形態的に脂肪滴の顕著な減少が見られ,脂肪蓄積抑制作用が確認された.また,培養後に細胞のトリグリセリド(TG)/DNA当量の分析を行ったところ,コントロールに比べ,エノキタケ抽出物添加群では有意に減少することが確認された.よって,エノキタケ抽出物が内臓脂肪蓄積抑制作用を有することが示唆された.

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