大病院を時間外受診する軽症患者の識別と推計

  • 森脇 睦子
    東京医科歯科大学医学部附属病院クオリティ・マネジメント・センター 国立病院機構本部総合研究センター診療情報分析部
  • 山名 隼人
    東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 国立病院機構本部総合研究センター診療情報分析部
  • 今井 志乃ぶ
    国立病院機構本部総合研究センター診療情報分析部
  • 堀口 裕正
    国立病院機構本部総合研究センター診療情報分析部
  • 梯 正之
    広島大学大学院 医歯薬保健学研究科 健康情報学
  • 伏見 清秀
    国立病院機構本部総合研究センター診療情報分析部 東京医科歯科大学大学院 医療政策情報学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Identification and estimation of the number of patients with mild disease visiting during after-hours at large hospitals
  • ダイビョウイン オ ジカン ガイ ジュシン スル ケイショウ カンジャ ノ シキベツ ト スイケイ
公開日
2017
DOI
  • 10.11303/jsha.54.139
公開者
一般社団法人 日本医療・病院管理学会

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説明

<p>夜間・休日・時間外に外来受診する軽症患者(いわゆるコンビニ受診)により救急医療提供体制に様々な問題が生じている。本研究では,外来レセプトデータと診療録調査により軽症患者識別モデルを開発し,患者数を推計した。国立病院機構に属する2施設の即日入院を除く夜間・休日・時間外受診した外来患者の診療録調査により軽症患者を判定し,レセプトデータを用いてロジスティック回帰分析を行い,3つの識別モデルを作成した。このうち外来レセプトデータのみで推計できる ① 診療区分モデルと ② 診療内容-医療費モデルを使い,国立病院機構に属する200床以上の84病院の即日入院を除く夜間・休日・時間外受診した外来の軽症患者数を推計した。その結果,モデル ① では43.8%,モデル ② では42.8%であり,いずれも,200-299床の施設と500床以上の施設で軽症患者割合に有意差を認めた(Dunnett’s t p=0.01, p<0.01)。適切な救急医療提供のため必要度に応じた受診支援の検討が必要である。</p>

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