ごみ焼却施設における排ガス成分測定にもとづく発生熱量および廃棄物低位発熱量推定と燃焼制御の改善

書誌事項

タイトル別名
  • Estimating Heat Generation and Heating Values by Exhaust Gas Composition for a Municipal Solid Waste Incinerator

この論文をさがす

説明

焼却炉出口に設置した連続式レーザー排ガス分析計を用いて,排ガス中のO2, H2O, CO2濃度を測定した。測定結果から廃棄物中のC, Hの酸化反応量とH2Oの蒸発量を計算し,廃棄物の燃焼に伴う発生熱量を求め,廃棄物の低位発熱量を計算した。発生熱量は,焼却炉回りの熱収支による推定とよく一致し,推定精度の高さを示した。また環整95号にもとづくサンプリングおよび縮分による低位発熱量の分析結果と比較したところ,従来の低位発熱量推定には大きな誤差があることを明らかにした。さらに排ガス成分測定による発生熱量はボイラー蒸発量を先行して予測できることから燃焼制御に適用したところ,燃焼が安定し,ボイラー蒸発量の変動を小さくすることで発電量の増加等の効果が確認できた。

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ