礫と砂の含有率が異なる海浜の波浪応答に関する実験的研究

  • 小林 昭男
    日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 宇多 高明
    一般財団法人土木研究センターなぎさ総合研究室 兼日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 野志 保仁
    日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 吉野 貴之
    日本大学理工学部海洋建築工学科

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENT ON RESPONSE OF SANDY BEACH WITH DIFFERENT CONTENTS OF SAND AND GRAVEL TO WAVES
  • レキ ト スナ ノ ガンユウリツ ガ コトナル カイヒン ノ ハロウ オウトウ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ

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抄録

礫に砂が混ざると礫浜が不安定となり,前浜に堆積しにくくなる現象について,二次元移動床模型実験により検討した.中央粒径が7.0 mmの礫に0.3 mmの中砂を混合し,礫と砂の含有率を変えて混合した材料により整形した一様勾配海浜の波に対する応答性の違いを調べた.この結果,岸向き漂砂が卓越し,前浜に礫が堆積するA型と,沖向き漂砂が卓越し,前浜が削られるE型の地形変化は,透水係数kが0.7 cm/s以上と0.4 cm/s以下により区分されることが分かった.

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