海岸利用者の津波に対する防災意識の経年低下

書誌事項

タイトル別名
  • DETERIORATION OF TSUNAMI AWARENESS OF BEACH USERS

抄録

本研究では,東南海・南海地震発生時に津波による甚大な被害が予想される関西圏における著名リゾート地である和歌山県白浜町の白良浜海水浴場において,2013年8月に海水浴場利用者を対象とした津波防災意識に関するアンケート調査を行った.そして,東北地方太平洋沖地震発生前の2006年と発生直後の2011年に同海水浴場で実施していた同様のアンケート調査の結果とを比較することで,経年による海岸利用者の津波に対する防災意識の低下を明らかにしようとした.その結果,海岸利用者の津波防災意識は災害の発生や経過年月によって変化することが明らかとなった.したがって,防災教育や津波防災などの対策立案者はこうした意識変化を考慮して行う必要がある.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680330520960
  • NII論文ID
    130004697309
  • DOI
    10.2208/jscejoe.70.i_37
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ