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- 清水 千賀子
- 関西医科犬学生理学第II講座
書誌事項
- タイトル別名
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- Electrophysiological Study on the Effect of the Amygdaloid Nucleus Stimulation on Uterine Movement in Rabbits
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説明
本研究においては,ウサギの扁桃核の電気刺激による子宮運動の変化を,中枢電気活動の変化との関連をもとに検討した.子宮運動の記録にはバルーン法を用い,圧トランデューサーを介して子宮内圧曲線を記録し,定量的に分析した.また大脳皮質脳波および海馬脳波も同時に記録した.扁桃核は系統発生学的に皮質内側核群(AME,AC,ACE)と基底外側核群(ALA,ALP,ABL,ABM,AB),前扁桃野(AA)に大別されるが,これらの部位の高頻度電気刺激による子宮運動の変化は,皮質内側核群では促進,基底外側核群では抑制と相反する成績が得られた.また,この成績は副腎摘出および下垂体柄破壊によって影響されることなく,体液性因子を介さない作用であることが証明された.さらに,薬物投与実験および脊髄切断実験の結果から,皮質内側核群の刺激による効果は副交感神経のコリン作動性神経節後線維を介して子宮に作用すること,基底外側核群刺激による効果は交感神経系のβアドレナリン受容体を介して作用することが示唆された、
収録刊行物
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- The Journal of Kansai Medical University
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The Journal of Kansai Medical University 45 (1), 33-48, 1993
The Medical Society of Kansai Medical University
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680435233664
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- NII論文ID
- 130004701368
- 110000141291
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- NII書誌ID
- AN00046712
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- COI
- 1:CAS:528:DyaK2cXltVSnsrk%3D
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- ISSN
- 00228400
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可