症例 His束心電図で複数の副伝導路が示唆されたLown-Ganong-Levine症候群(LGL症候群)の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of Lown-Ganong-Levine syndrome with multiple accessory pathways suggested by His bundle electrograms.
公開日
1976
DOI
  • 10.11281/shinzo1969.8.1_45
公開者
Japan Heart Foundation

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説明

PQ短縮正常QRSを示し発作性頻拍を伴った64歳の女性に心房ペーシングおよびHis束心電図(HBE)による検索を行った.対照時のHBEでは,PR126msec,QRS85msec,AH70msec,HV22msecであった.心房ペーシングでレート増加とともにHis束スパイクに先行するデルタ波様の出現を認めた.Ps-R(ペースメーカスパイク-H)はごく軽度の増加を示し,HVは短縮したまま不変であった.以上の所見から副伝導路説をとれば,Kent束,James束,Mahaim束の存在が考えられる.LGL症候群で複数の副伝導路の存在が示唆された報告は少なく,His束心電図と心房ペーシングは副伝導路の機能的な評価をするのに有益である.今後このような症例の解剖学的研究の増加がのぞまれる.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 8 (1), 45-50, 1976

    Japan Heart Foundation

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