マウスのAnaphylactic shockによる死亡率におよぼす環境温度の影響

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タイトル別名
  • Influence of Environmental Temperature on the Mortality of Anaphylactic Shock in Mice
  • マウス ノ Anaphylactic shock ニ ヨル シボウリツ ニ オヨボス カンキョウ オンド ノ エイキョウ

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説明

1) ICR-JCL, CF#1-JCL, ddN-JCL, C3H/HeN, BALB/cの5系統のマウスを用いて, 惹起時の温度変化がAnaphylactic shockによる死亡率におよぼす影響を知る目的で本実験を行った。<BR>2) 卵白アルブミンを用い, 背部皮下注射により5週令に初回感作, 7日後に第2回感作, 14日後の7週令に惹起を行った。感作量は0.08~10mg, 惹起量は2mg.で行った。惹起注射後の動物は直ちに高温 (31±2℃) , 常温 (22±1℃) , 低温 (10±2℃) に調整した装置にそれぞれ収容した。<BR>3) 各系統とも高温環境では死亡率が高く, 低温環境では死亡率が低くなることがみとめられた。<BR>4) ICR-JCLを用いて惹起注射より死亡までの時間を観察した結果, 高温では短く, 低温では長くなることが判明した。

収録刊行物

  • 実験動物

    実験動物 17 (1), 7-10, 1968

    公益社団法人 日本実験動物学会

被引用文献 (1)*注記

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