ジベンゾデヒドロ[12]アヌレンの合成や性質に及ぼすシリル基の置換基効果

書誌事項

タイトル別名
  • Silyl Substituent Effects in Synthesis and Properties of Dibenzodehydro[12]annulene

説明

ジベンゾデヒドロ[12]アヌレン1は、高度に歪んだ骨格を持つため、その反応性は極めて高く、室温、常圧においても分解することが知られている。本研究では、シリル置換体2を合成し、アヌレンの構造に及ぼすシリル基の立体的および電子的効果について考察した。<BR>一般に1は、ジエチニルベンゼン同士のカップリングにより、低収率かつ数種類の多量体と共に合成されるが、シリル置換ジエチニルベンゼンのカップリングでは、高収率かつ高選択的に2を与えた。さらに2は熱や光に対して極めて安定な化合物であることを見出した。また、1の電子構造に及ぼすシリル基の効果について、紫外可視吸収スペクトルにより明らかにした。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680530904192
  • NII論文ID
    130004646386
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.55.0.51.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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