クエン酸錯体重合法によるSrZrO3ナノ粒子の合成における熱処理温度の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of heat treatment in synthesis of SrZrO3 nano-powder by polymerized complex method

説明

アルカリ土類金属のジルコン酸塩は高い融点を持つため,高温材料として利用されている.その中でもジルコン酸ストロンチウムは物理的,化学的に高い安定性を示す.原料粉体のナノ粒子化は焼結温度の低下に有効である.クエン酸錯体重合法は,低温でナノ粒子の合成が可能な方法として知られている.そこで本研究では同手法を用いてジルコン酸ストロンチウムのナノ粒子の合成を行なった.熱処理の温度と保持時間が粒径,結晶相,残炭成分に与える影響について考察した.ジルコン酸ストロンチウムのナノ粒子は600℃の熱処理によって得られた.ただし,わずかな炭酸塩と酸化ジルコニウムが熱処理後もいまだに残っていた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680597175296
  • NII論文ID
    130006980167
  • DOI
    10.14853/pcersj.2009s.0.599.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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