マイクロビーム照射実験の結果をブロードビーム照射実験の結果と比較していくための課題
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- 坂下 哲哉
- 日本原子力研究開発機構
書誌事項
- タイトル別名
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- To address the issue involved in the comparison of the dose of microbeam experiments with that of broadbeam ones.
説明
低線量・低フルエンス照射実験では、細胞集団の個々の細胞がポアソン分布に従い不均一に被ばくする(マクロスケール)。一方、近年研究が盛んに行われているマイクロビーム照射実験では、1細胞の核を狙って一定量の放射線を照射することが可能であり、1細胞ごとの正確な被ばくを評価し解析を行うことができる(マイクロスケール)。しかし、このマイクロスケールとマクロスケールの放射線影響には、バイスタンダー効果の有無や吸収線量Gyの適用限界のため、両者をつないで議論することには、未だ多くの課題が存在する。各論であるバイスタンダー効果、放射線エネルギー分布の不均一性、さらにはマイクロドジメトリに触れる前に、これらの課題を分かりやすく概説したい。
収録刊行物
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- 日本放射線影響学会大会講演要旨集
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日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 38-38, 2011
一般社団法人 日本放射線影響学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680616127488
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- NII論文ID
- 130006999370
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可