<b>侵害受容における電気生理学の基礎知識</b><b> </b>

DOI Web Site 参考文献42件 オープンアクセス
  • 森 禎章
    関西福祉科学大学・保健医療学部・リハビリテーション学科
  • 山路 純子
    関西福祉科学大学・健康福祉学部・福祉栄養学科

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Basic electrophysiology in nociception</b>

説明

<p><tt>皮膚における侵害受容は</tt>A<tt>δ線維と</tt>C<tt>線維の自由神経終末により行われる.</tt>A<tt>δ侵害受容器は主に機械刺激に応答し,刺す痛みや速い痛みを生じる.</tt>C<tt>侵害受容器は熱,冷,化学および機械刺激に応答し,灼けつく痛みや遅い痛みを生じる.侵害受容器の神経終末にはイオンチャネルや受容体が発現しており,機械刺激に対し</tt>piezo1 <tt>や</tt>ASICs <tt>などのイオンチャネルが,熱刺激に対し</tt>TRPV1<tt>〜</tt>4 <tt>チャネルが,冷刺激に対し</tt>TRPM8 <tt>と</tt>TRPA1 <tt>チャネルが,化学刺激に対し</tt>ASICs<tt>,</tt>TRPV1<tt>,</tt>TRPV3<tt>,</tt>TRPM8<tt>,</tt>TRPA1 <tt>チャネル,</tt>ATP <tt>受容体,</tt>B2 <tt>受容体がこれを受容する.この総説では,侵害受容に関わるイオンチャネルと受容体について,電気生理学的観点から解説する.</tt></p>

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