ジョン・デューイの芸術論における人間活動としての作品生成と受容

書誌事項

タイトル別名
  • Creation and Reception of Work as a Human Activity in John Dewey’s Theory of Art
  • ジョン ・ デューイ ノ ゲイジュツロン ニ オケル ニンゲン カツドウ ト シテ ノ サクヒン セイセイ ト ジュヨウ

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説明

<p>本研究は,ジョン・デューイ『経験としての芸術』における芸術論を再考し,この芸術論における経験のあり方とその意義を明らかにすることを目的とする。デューイの理論は,近代以降の芸術と教育の関係性についての深い考察であり,芸術活動における「芸術鑑賞」「芸術受容」「美的体験」「美的性質」などを,経験を軸に概念づけている。また,この芸術論から今日の芸術教育について再考する。デューイは芸術的な活動を美術作品だけではなく,日常の生活にも求め,芸術を大きな枠組みで捉えたのである。そして,芸術作品を作ることと見ることを共に創造的な活動として論じている。美的性質を伴った経験が,豊かな美的経験となるのである。本研究の成果のひとつに,デューイの芸術論が今日の芸術教育におけるコミュニケーション概念を先見的に捉えていたことを指摘する。</p>

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