イグサの水管理とイグサシンムシガ発生の関係

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説明

イグサに加害する最も重要な虫はイグサシンムシガである。本害虫は年4〜5世代を経過すると云わわれ, イグサの本田生育期間中に加害するのは第1世代及び第2世代幼虫である。地域によっては第3世代幼虫の加害も認められる。イグサの収量・品質に最も悪影響をおよぼすのは, 発生量も多い第2世代幼虫であるが, 薬剤による防除効果も十分でない。イグサシンムシガのイグサ田での生活圏は地際から地上50cm程度までで, 特に地上5〜30cmの範囲内で産卵, ふ化, 喰害, 蛹化, 羽化等が行われる。こうした習性を持つイグサシンムシガの発生または行動を抑制し, 被害を軽減するには, 本田水管理, 特に湛水の有無が大きく影響するのではないかと考えられた。ここでは, イグサ田の水管理とイグサシンムシガによる被害の関係について1982〜1984年に実施した試験の概要を報告する。

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  • CRID
    1390282681108507008
  • NII論文ID
    110001725035
  • DOI
    10.24536/cssjchugoku.27.0_3
  • ISSN
    24332968
    09134670
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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