天敵微生物によるダイズシストセンチュウの防除

書誌事項

タイトル別名
  • Control of Soybean Cyst Nematode, <I>Heterodera glycines</I> by Natural Enemy
  • テンテキ ビセイブツ ニ ヨル ダイズシストセンチュウ ノ ボウジョ 1 ダイ
  • 1.Parasitics of the Fungi Isolated from Eggs of <I>H.glycines</I> to <I>H.glycines</I>
  • 1.ダイズシストセンチュウの卵から分離した菌の寄生性

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説明

ダイズシストセンチュウの密度の衰退がみられる圃場からシストを分離し, そのシストから分離した糸状菌のダイズシストセンチュウに対する寄生性を検討した。密度衰退のみられる圃場から分離したシストは, 密度が低い上に, 内蔵している卵が異常だったり, 内蔵卵数が極端に少ないという現象がみられた。これらの土壌のシストセンチュウ密度抑制効果は, オートクレープによる滅菌で認められなくなり, 生物的に密度を抑制している可能性が高いと推察された。異常卵, 幼虫280個体から糸状菌の分離を行い, 40菌株を得た。このうち, 15菌株はPacciromises sp.で, 最も頻度が高かった。分離頻度の高かった4菌株についてシストセンチュウに対する寄生性を検討した結果.3菌株で寄生が認められ, 再分離の結果, 接種菌と同様の菌叢の菌が得られた。

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被引用文献 (2)*注記

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