エージング処理をしていないコーヒー焙煎豆の腸管IgA産生増強効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Enhancement of Intestinal IgA Production by Non-degassed Roasted Coffee Beans
- エージング ショリ オ シテ イナイ コーヒー バイセントウ ノ チョウカン IgA サンセイ ゾウキョウ コウカ
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説明
市販のコーヒー焙煎豆は,通常エージング処理が施されている.エージング処理によるコーヒー抽出液中の揮発性成分量の変化を検証した結果,多くの成分に減少が認められた.マウスに,エージング処理時間の異なる焙煎豆の抽出液を投与したところ,エージング処理をしていないコーヒー焙煎豆に最も高い腸管IgA産生増強効果が認められた.関与する成分は2-methylpyrazine,2,5-dimethylpyrazine,2,6-dimethylpyrazineの3成分であり,何れもエージング処理時間の経過と共に減少する成分であった.以上の結果から,エージング処理をしていないコーヒー焙煎豆は,腸管IgA産生増強効果を有することが分かった.またエージング処理は焙煎豆中の有効成分の減少を招き,腸管IgA産生増強効果を弱めることが分かった.
収録刊行物
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- 日本食品科学工学会誌
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日本食品科学工学会誌 60 (6), 286-294, 2013
公益社団法人 日本食品科学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681384251264
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- NII論文ID
- 10031177108
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- NII書誌ID
- AN10467499
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXht1yqsbrL
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- ISSN
- 18816681
- 1341027X
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- NDL書誌ID
- 024587640
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可