ハモの巣穴出入行動における日周および季節変化

  • 岡﨑 孝博
    徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所
  • 上田 幸男
    徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所
  • 浜野 龍夫
    徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Movement of daggertooth pike conger Muraenesox cinereus through artificial burrows in captivity: diurnal and seasonal patterns
  • ハモ ノ スアナ シュツニュウ コウドウ ニ オケル ニッシュウ オヨビ キセツ ヘンカ

この論文をさがす

抄録

塩化ビニール製パイプの人工巣穴を敷設した 3 水槽で体重 89~217 g のハモ 8 個体ずつを流水下で飼育し,巣穴に対する出入行動の日周および季節変化を調べた。2009 年 8, 10, 12 月,2010 年 2, 4, 6 月の計 6 日,1 時間ごとに 24 時間,巣穴外および遊泳個体数を目視により計数した。ハモは照度が 0 lx となる日没から早朝に巣穴から出て遊泳し,昼間には巣穴内で沈静した。水温の上昇とともに巣穴外および遊泳個体数が増加し,水温の低下とともに減少した。これらの出入行動は漁獲の日周および季節変化と一致する。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 77 (4), 600-605, 2011

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ