催馬楽「婦与我」小考

書誌事項

タイトル別名
  • A Note on a “Saibara” Folk Song “Imo-toare”: The Meaning of “Yamaararagi”
  • 催馬楽「婦与我」小考 : 「やまあららぎ」の解釈を中心に
  • サイバラ 「 フヨガ 」 ショウコウ : 「 ヤ マア ラ ラ ギ 」 ノ カイシャク オ チュウシン ニ
  • ――「やまあららぎ」の解釈を中心に――

この論文をさがす

説明

<p>催馬楽は上代民謡としての性格が強調されてきたが、近年、宮廷人の改訂を経て上代から平安にかけて段階的に詞章が形成された経緯を想定すべき事が指摘されている。本論は「婦与我」が発想上は万葉歌の類型表現に基づきつつも、平安和歌に近似する修辞技巧を用いている事を指摘し、当該歌謡を催馬楽の形成過程を示す一例と位置づけた。また従来高木の「コブシ」であるとされる「やまあららぎ」の語が草の一種を指す可能性を指摘した。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 62 (9), 1-14, 2013-09-10

    日本文学協会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ