バーチャル刺激による生理的影響と心理スケーリングとの関連(セション<その他>,第22回生命情報科学シンポジウム)

  • 段 旭東
    東北大学サイクロトロンRIセンター核医学研究部
  • 洪 蘭
    東北大学加齢医学研究所病態計測制御分野
  • 田代 学
    東北大学サイクロトロンRIセンター核医学研究部
  • 呉 迪
    宮城教育大学大学院教育専攻
  • 山家 智之
    東北大学加齢医学研究所病態計測制御分野
  • 仁田 新一
    東北大学加齢医学研究所臨床医工学研究部
  • 伊藤 正敏
    東北大学サイクロトロンRIセンター核医学研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Oxygen Metabolism in Brain to Virtual Reality Stimulus and the Mental Scaling(Session<Others>,The 22nd Symposium on Life Information Science)

この論文をさがす

説明

バーチャルリアリティ(Virtual Reality, VR)視聴覚刺激に対して個体差を解明するために、本研究は初めて、性格傾向と視聴覚刺激による生体反応の相関性を焦点としてアプローチした。対象は健常成人男子ボランティア12名とし、被験者の心理スケーリング傾向は「A型傾向判別表」を用いて分析した。実験は20分間安静させ、次に「Descent」というVR三次元射撃ゲームを20分間施行させた。ゲームとコントロール時の比による変化率と、数量化された心理スケーリングスコアとの相関関係を求めた。その結果、実験後症状の合計得点とTOIの間に正の相関があった。したがって、タイプAはゲームに熱中しやすい、熱中になると、脳への血流量、血液酸素の要求も増加しやすいという傾向があると推定できる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ