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- 鈴木 佳苗
- 筑波大学図書館情報メディア系
書誌事項
- タイトル別名
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- Causal Relationships between Handheld Video Game Use and Social Adjustment: A Panel Study of Elementary School Students
- ケイタイガタ ゲーム シヨウ ト シャカイテキ テキオウ ノ インガ カンケイ : ショウガクセイ ニ タイスル パネル チョウサ
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抄録
<p>本研究では,携帯型ゲームの使用量やゲーム中の行動内容が小学生の社会的適応(ネット上と現実の友人数,友人関係満足度,孤独感)に及ぼす影響を検討した.関東圏の小学校で1年間の間隔をあけて収集した2波のパネルデータ(483名)に対して構造方程式モデル分析を行った.分析の結果,携帯型ゲーム使用量全体と社会的適応に有意な因果関係は見られなかった.携帯型ゲーム中の行動内容が社会的適応性に及ぼす影響については,行動内容によって影響を及ぼす場合があり,通信相手と協力したり競争したりする経験が多いほどネット上の友人数が増えることが示された.逆の因果関係として,社会的適応が高い場合にも低い場合にもそれぞれ携帯型ゲームでより多く経験される行動内容があり,ネット上や現実の友人数が多いほどゲーム中のコミュニケーション機能の使用が増えたり,友人関係満足度が低いほど通信相手と協力したり競争したりする経験が多くなることなどが示された.</p>
収録刊行物
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- シミュレーション&ゲーミング
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シミュレーション&ゲーミング 28 (1), 43-52, 2018-11-30
NPO法人 日本シミュレーション&ゲーミング学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763123292928
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- NII論文ID
- 130007664625
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- NII書誌ID
- AN10412271
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- ISSN
- 24340472
- 13451499
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- NDL書誌ID
- 029393854
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可