炭素繊維強化プラスチックで補強した集成材 (AFRW) の補強材料配置の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Bending Stiffness and Strength of Reinforcement Arrangements for CFRP Reinforced Glulam (AFRW)
  • タンソ センイ キョウカ プラスチック デ ホキョウ シタ シュウセイザイ(AFRW)ノ ホキョウ ザイリョウ ハイチ ノ エイキョウ

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説明

<p>2000年以降,FRPで補強した集成材 (AFRW) がアメリカやヨーロッパで盛んに開発されており, 国内でも2000年頃にAFRWの開発事例がある。成熟した国産材の利用促進や,中高層建築を含めた一般建築物の木造化の流れを受けて,AFRWの開発研究に再び取り組み始めた。CFRPの配置,AFRW端部の接合部加工に配慮した,AFRWを作成し試験を行った。1.5倍以下の曲げ剛性補強効果を期待する場合は集成材の引張側にのみをCFRPで補強することが合理的であり,一方,1.7倍以上の曲げ剛性補強効果を期待する場合は集成材の引張側と圧縮側の両方にバランスよくCFRPで補強することが合理的であることが分かった。また,本論文で提案したAFRWは,曲げ剛性と強度ともに十分な補強効果が期待でき,その上で接合部加工時の付加価値を加えられることが実験的に明らかとなった。</p>

収録刊行物

  • 木材学会誌

    木材学会誌 65 (3), 148-157, 2019-07-25

    一般社団法人 日本木材学会

参考文献 (22)*注記

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