06経-12-口-20 eスポーツをとりまく公式/非公式の制度的構造
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- 澤井 和彦
- 明治大学 商学部
説明
<p> 本発表では、近年、急速に注目を集めている「eスポーツ」について、そのフォーマル/インフォーマルな制度構造について概観し、eスポーツをとりまく問題やその普及における課題について、主に経済学的・マーケティング論な観点から整理し、今後の研究課題について議論する。</p><p> eスポーツについてはしばしば高額な賞金が諸外国における拡大発展の条件であるとされ、それを阻害する景品表示法や風営法、刑法の賭博罪といったわが国の法制度的な問題や、オリンピック種目としての選定の可能性などに注目が集まりがちであるが、本発表では、日本におけるゲームタイトルのIPホルダー(知的財産所有者)であるゲームメーカーやパブリッシャーのビジネスモデルや、eスポーツ愛好者のコミュニティ形成を阻む制約条件、およびeスポーツに対する一般的なイメージ(いわゆる「eスポーツはスポーツなのか問題」)の3つのテーマについて、新制度派経済学やマーケティング論の観点から整理し、研究課題を提示したい。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 196_2-196_2, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659831893632
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- NII論文ID
- 130007770185
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可