モンテカルロシミュレーションによるコスト対効果に優れた下刈りスケジュールの検討

書誌事項

タイトル別名
  • The Examination of Cost-effective Weeding Schedules Using Monte Carlo Simulation:
  • モンテカルロシミュレーションによるコスト対効果に優れた下刈りスケジュールの検討 : 鹿児島大学附属高隈演習林のスギ林分を事例として
  • モンテカルロシミュレーション ニ ヨル コスト タイ コウカ ニ スグレタ シタガリ スケジュール ノ ケントウ : カゴシマ ダイガク フゾク コウクマ エンシュウリン ノ スギバヤシ ブン オ ジレイ ト シテ
  • A Case Study of the Sugi (<i>Cryptomeria japonica</i>) Stand in Takakuma Experimental Forest of Kagoshima University
  • ―鹿児島大学附属高隈演習林のスギ林分を事例として―

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説明

<p>コスト対効果に優れた下刈りスケジュールを明らかにするため,モンテカルロ法によるシミュレーションを行った。全64通りの下刈りスケジュールにおいて,下刈り終了時のスギ林分樹高と下刈りの累積作業時間を推定した。また,下刈り作業のコスト対効果の高さを表現するため,単位樹高成長当たりの作業時間を算出した。確実な下刈りの効果が確保されるか検証するため,スギ林分樹高・累積作業時間・単位樹高成長当たりの作業時間の変動係数を計算した。その結果,それぞれの変動係数は下刈り回数が3 回以上で小さくなる傾向がみられ,植栽後1,2 年目に下刈りを実施するスケジュールで単位樹高成長当たりの作業時間は小さくなった。以上のことから,下刈り回数は3 回以上で,かつ植栽後早い時期(1 年目または2 年目)に下刈りを実施するスケジュールで,コスト対効果が高くなることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 日本森林学会誌

    日本森林学会誌 102 (1), 38-43, 2020-02-01

    一般社団法人 日本森林学会

参考文献 (4)*注記

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