市場単価方式で実施された緑化工事の種子価格から考える地域性種苗利用拡大の可能性

  • 吉原 敬嗣
    生態・環境緑化研究部会幹事(所属:紅大貿易株式会社)
  • 田中 淳
    阿蘇ワーキングチーム(所属:国土防災技術株式会社)

書誌事項

タイトル別名
  • Possibility of increasing use of regional seeds considered from seed prices of revegetation constructions with market price method
  • シジョウ タンカ ホウシキ デ ジッシ サレタ リョッカ コウジ ノ シュシ カカク カラ カンガエル チイキセイ シュビョウ リヨウ カクダイ ノ カノウセイ

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説明

<p>生態・環境緑化研究部会では,法面緑化工事で一般的に使用される種子の種類や使用量を調査するため,日本緑化工学会の賛助会員および,日本緑化工学会誌のコラム等を執筆いただいた12社に市場単価方式で実施された種子の使用量のアンケート調査を実施した。種子費用は植生工の種類により大きく変わるが,回答結果から緑化工事に使用する平均種子費用は50円/m2程度であった。種子費用は植生工の種類により大きく変わるが,工事費に占める割合では,平均化され,草本類播種の場合は1%程度,木本類播種の場合は2%程度となることがわかった。市場単価方式の緑化工事を実施する場合,種子の費用割合は利用する植物によっても差は少なく,種子の費用を考慮することなく工事を実施していることが明らかとなった。</p>

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