陸上発生土に含まれる陰イオン界面活性剤(AES)の分解及び吸着に関する実験手法の検討

  • 内藤 了二
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部 海洋環境研究室
  • 秋山 吉寛
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部 海洋環境研究室
  • 吉村 香菜美
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部 海洋環境研究室
  • 萩野 裕基
    (株)東京久栄 環境部 環境技術課
  • 田村 明
    田村技術⼠労働安全事務所
  • 岡田 知也
    国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部 海洋環境研究室

書誌事項

タイトル別名
  • METHOD FOR MEASURING DEGRADATION AND ADSORPTION OF ANIONIC SURFACTANT AES IN DISPLACED SOIL AT CONSTRUCTION

説明

<p> 陸上発生土は,海域の環境改善材として有効活用できる可能性がある.しかし,シールドトンネル工法から発生する土砂は界面活性剤を含むことが課題である.本研究では界面活性剤のうち代表的な主成分であるAES(ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩)に着目した.実験では,土砂中のAESの自然分解性を評価する実験手法,および土砂へのAESの吸着特性を評価する実験手法に関する留意点を検討した.その結果,分解実験に関しては,AESの土砂試料は含水比を液性限界に調整すること,振とう操作を5℃の冷暗所で実施すること,振とう時間は最低でも2時間は必要であること等が示された.吸着実験に関しては,振とう式撹拌操作の代わりにスターラー式撹拌操作を用いることができること,固液比は粘性土に対して1:50が適切であることが示された.</p>

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