Florisモデルを用いた将来気候下における大規模水害時の死者数推定

書誌事項

タイトル別名
  • FATALITY ESTIMATION BY “FLORIS MODEL” FOR THE LARGE-SCALE FLOODS UNDER FUTURE CLIMATE

説明

<p> 近年,我が国では多くの死者が出るような大規模水害が頻発しており,今後は気候変動の影響を踏まえた将来気候下における洪水リスクを正確に把握し,適応策を検討する必要がある.現在,我が国では水害時の死者数推定に氾濫時の浸水深から求めるLIFESimモデルが用いられている.一方,気候変動適応策が既に実施されているオランダでは浸水深のみならず氾濫時の流体力や流速,水位上昇率を考慮して死者数を推定するFlorisモデルが用いられている.</p><p> 本研究では,十勝川流域を対象として大量アンサンブル気候予測データベース(d4PDF)から得られた現在気候下および将来気候下における降雨量を基に流出計算および氾濫計算を行い,帯広市街地を対象にLIFESimモデルおよびFlorisモデルを用いて水害時の死者数を推定し,両モデルで推定される死者数の違いを明らかにした.</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ