書誌事項
- タイトル別名
-
- Reference Values for the Automatic Screening of QT Prolongation in School Cardiac Examinations
この論文をさがす
説明
<p>背景:心拍数で補正されたQT時間(QTc)は自動計測のほうがマニュアル計測より長い.学校心臓検診でQT延長をスクリーニングする基準値はマニュアル計測で作成されており,自動計測で使用するとスクリーニング過多となる.</p><p>方法: 2009年から2013年に鹿児島市で学校心臓検診を受けた,小1・中1全員の心電図記録を後方視的に解析した.自動計測QTc値がマニュアル抽出基準値を超えた対象でマニュアル計測を行い,実際にマニュアル抽出基準値を超えている対象を抽出した.抽出された対象の自動計測QTc値を参考に基準値を考案した.</p><p>結果:対象者は総数54,586名,マニュアル計測対象者は1,233名(2.3%)であった.そのうちマニュアル抽出基準値を超えていたのは52名(0.10%)で,それらの自動計測QTc最低値は男女別にそれぞれ小1が445 msと447 ms,中1が463 msと451 msであった.</p><p>結論:学校心臓検診のFridericia補正による自動計測QTc基準値は,学年毎に男女共通でそれぞれ小1で445 ms,中1で450 msが妥当と考えられた.</p>
収録刊行物
-
- Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
-
Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 37 (1), 29-34, 2021-04-01
特定非営利活動法人 日本小児循環器学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390290088581120256
-
- NII論文ID
- 130008117315
-
- ISSN
- 21872988
- 09111794
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可

