Viewpoints for the analysis of utterances in discourse : A multi-sided characterization

Bibliographic Information

Other Title
  • 発話分析の観点 : 多角的な特徴記述のために

Description

談話の構造を考察する際の分析の単位や方法は,研究の目的によって様々な選択の可能性があるであろう。ここでは,談話を発話機能のやりとり,あるいは連なりとしてとらえる。そして,moveを分析の単位としながら個々の発話のはたらきや特徴を検討し,それを通して談話の姿を記述することを目指す。そのために,まず発話行為を表わす,または発話行為に関係する日本語の動詞・連語を分析し,発話を多角的に考察する際の観点を蓄積する。次に,それらの観点をもとに,①発話の誘発要因,②話し手・聞き手および両者の関係,③はたらきかけの仕方,④述べられる命題の種類,⑤談話の他の発話との関わり方,⑥その他,という基本的な軸に沿った分類項目リストを作成し,発話の特徴づけ作業の一つの手段として提案する。

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top