書誌事項
- タイトル別名
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- The Succession of Monarchy : On the so-called "Unrevisable Permanent Code" (Fukaijōten) modified by Emperor Tenchi
- オウケン ノ ケイジュ フカイノジョウテン オ メグッテ
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説明
古代社会に成立した日本的王権=天皇制が、長期にわたって存続した歴史的背景を明らかにすることは、天皇制それ自体にとどまらず、日本の社会や文化の特質を知るためにも不可欠の研究課題である。天皇制を存続させた最大の理由は、王権における権威と権力が分化し、天皇が権威だけをもつ存在になったことにあるが、その権威と権力の分化をもたらしたのは、天皇の即位年齢の低下と、それによる天皇の政治的主体性の弱体化にある。そのきっかけをなしたのが、天智天皇が大友皇子(二三歳)の即位を実現するために発した詔を「不改常典」(天智が定めた、永遠に変更されることのない法)と称し、これを拠として、持統女帝と元明女帝がそれぞれ孫の皇子(一五歳・二三歳)の即位を実現したことにある。この過程で生れた、王権の継受に関する新しい制度が皇太子制度であり、これが持統女帝にはじまる譲位の慣例化とあいまって、年少天皇の即位、不執政天皇の出現をもたらすこととなった。日本的王権=天皇制の成立といってよい。それは平安初期のことである。
収録刊行物
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- 日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要
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日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 1 65-95, 1989-05-21
国際日本文化研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699747531776
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- NII論文ID
- 120005681904
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- NII書誌ID
- AN10088118
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- ISSN
- 24343110
- 09150900
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- NDL書誌ID
- 2961890
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可