書誌事項
- タイトル別名
-
- Measurements of Polychlorinated Biphenyl (PCB) in Water, Sediments, and Organisms of two Rivers in Hiroshima Prefecture
- ヒロシマケンカ ニカセン ノ ミズ テイシツ オヨビ セイブツチュウ ニ オケ
この論文をさがす
説明
1973年10月の芦田川の3地点について,水,底質,水棲生物(カワニナ,タニシ,ボラ,フナ)のPCB含有量を測定した。又,1974年1月の広西大川(黒瀬川)の3地点については水,底質のPCB含有量を測定して以下の結果を得た。 1) 二つの河川のいずれの地点より採取した水においてもPCBは検出されなかった。 2) 芦田川産の貝類のPCB濃度はカワニナで0.01mg/kg, タニシで0.08mg/kgであった。魚ではフナの場合肉および消化管共0.07mg/kgであったがボラの肝臓で0.24mg/kg, 肉で0.11mg/kgであり,従来,他地区産のものについて報告された値よりかなり低い値を示した。 3) 底質のPCB測定の際,底質を篩別し,それぞれの粒度の底質に含まれるPCB濃度を測定したところ,粒度1mm以下の底質にPCBが集中的に存在することを認めた。また,従来の測定方法では粒度の小さい底質の多い場所程,PCB濃度が高い値を示す傾向がある。故に,底質のPCB測定および比較には粒度組成も考慮する必要があると考える。
収録刊行物
-
- 広島大学水畜産学部紀要
-
広島大学水畜産学部紀要 14 (2), 253-259, 1975-12-25
広島大学水畜産学部
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390290699833707264
-
- NII論文ID
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40003288852
- 120005842716
-
- NII書誌ID
- AN00213563
-
- ISSN
- 04408756
-
- DOI
- 10.15027/41232
-
- NDL書誌ID
- 1688999
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可