看護学の基礎分野「総合教養演習Ⅲ(倫理観)」におけるアクティブラーニングの授業設計

書誌事項

タイトル別名
  • カンゴガク ノ キソ ブンヤ「ソウゴウ キョウヨウ エンシュウⅢ(リンリカン)」ニ オケル アクティブ ラーニング ノ ジュギョウ セッケイ
  • Instructional Design of Active Learning in General Cultural Literacy SeminarⅢ (Ethics)

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抄録

要 旨  看護学の基礎分野の科目の授業設計において、教育活動の効果・効率・魅力を高めるための手法を集大成したモデルであるインストラクショナルデザイン(ID)、さらに、ID の領域で「主体的学び」につなげる評価と学習方法を示した ICE モデルを基盤とした。そこで、学生の学修スタイルや学修進度に適い、主体的に学修を進めていけるように、学習方略に多様性を持たせた。教授学習方略では、従来の行動主義による学びの過程とは異なり、Ideas(基本的知識)、Connections(つながり)、Extensions(応用)に順列はなく、それらは相互にかみ合っているという考えに基づいた。そして、アクティブラーニングを促進するために各回の学修目標と学修内容を一括して提示し、事前に学修課題、個人ワーク、グループワーク、個別のリフレクションについて示した。15 回の授業展開は、①講義、動画視聴、グループ討議による「導入」、②情報検索、学会参加、リフレクションによる「展開」、③成果発表(口演および示説)、講演会、レポートによる「まとめ」へと進み、多様な学習方略を取り入れ、深い学びを導くことを目指した。その教育実践を報告する。

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