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- 初期スウィフトの詩(1)
- ショキ スウィフト ノ シ(1)
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『桶物語』や『ガリヴァー旅行記』などで知られるジョナサン・スウィフトは,生涯にわたって多くの詩を書いている。そのほとんどは,散文による諷刺作品と同様,風俗詩や社交詩,とりわけ皮肉,嘲笑,ブラック・ユーモアなどを交えた諷刺詩である。さらに,スカトロジカルな「女性嫌悪詩」まで書いている。だが彼の最初期の詩は,特定個人の美徳や功績を褒め称えた「真面目」な頌詩であり,のちの詩篇とは内容的にも形式的にも大きく異なっている。本稿は,サー・ウィリアム・テンプルの秘書をしていたムーア・パーク時代の若きスウィフトが,何ゆえに自身の好みや気質からかけ離れた頌詩を書いたのか,その理由と詩作の背景を,エイブラハム・カウリーやテンプルの影響と関わらせながら考察する。
Journal
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- 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
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岡山大学大学院教育学研究科研究集録 168 59-69, 2018-07-27
岡山大学大学院教育学研究科
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290700370375552
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- NII Article ID
- 120006491697
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- NII Book ID
- AA12338258
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- ISSN
- 18832423
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- NDL BIB ID
- 029201582
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles