生物多様性の価値の多面性と「場所」への依存性 : ボルネオ熱帯雨林の事例から

DOI 機関リポジトリ Web Site

書誌事項

タイトル別名
  • セイブツ タヨウセイ ノ カチ ノ タメンセイ ト バショ エ ノ イソンセイ ボルネオ ネッタイ ウリン ノ ジレイ カラ
  • セイブツ タヨウセイ ノ カチ ノ タメンセイ ト 「バショ」 エノ イゾンセイ : ボルネオ ネッタイ ウリン ノ ジレイ カラ

この論文をさがす

説明

type:text

生態系サービスや生物多様性をどのようにすれば維持できるのか, が盛んに議論されている。しかし, 生態系や生物多様性の価値は多面的で, 「場所」に大きく規定される。この試論では, 森林伐採やプランテーションの拡大によって劣化しているマレーシア・サラワク州の熱帯林の事例をあげながら, 生態系サービスと生物多様性の関係, 生態系サービスの場所への依存性について議論する。最後に, それを考慮にいれた保全の仕組みはどのようなものであるのかを考える。 Ways to support ecosystem services and biodiversity is a heavily debated topic. However, ecosystem and biodiversity values are multifaceted and largely defined by location. This study explores the case of tropical forests in Malaysia's Sarawak State, where degradation is occurring due to deforestation and plantation expansions, debating the relationship between ecosystem services and biodiversity, and ecosystem services' dependent on location. Finally, considering the above observations, this study discusses how a preservation mechanism should appear.

小特集 : 野生生物の取引と保全

収録刊行物

  • 三田学会雑誌

    三田学会雑誌 102 (2), 237(49)-250(62), 2009-07

    慶應義塾経済学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ