信号点間距離一定のカオス暗号と大規模MIMOにおけるBP復号

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タイトル別名
  • Chaotic Encryption for Massive MIMO Using BP Decoding

説明

近年，無線通信の需要が高まり続けており，それに伴う技術的な需要として通信容量とセキュリティの向上が挙げられる．通信容量を向上させる技術の中核となる大規模MIMO（Multiple-Input Multiple-Output）の研究が盛んに行われており，その中でも，復号性能の高いBP（Belief-Propagation）法を用いた復号（BP復号）を導入した大規模MIMOが注目されている．セキュリティを向上させる方法として，従来のセキュリティに併用できるカオス暗号がある．それをBP復号を用いた大規模MIMOに適用させた手法（前手法）は，通信容量とセキュリティの向上を同時に実現することが期待できる．しかしながら，前手法は，無符号化時と比べると誤り率が大きく増加する．その原因は，信号空間ダイヤグラム上の信号点間距離の減少にある．本研究では，前手法のカオス暗号を基に，信号点間距離を一定に保つ新たなカオス暗号を導入し，その性能を評価する．数値実験の結果，計算時間は大きく変わらず，誤り率とセキュリティ性能は前手法より優れることが確認できた．

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292583700932736
  • DOI
    10.14923/transcomj.2021jbp3039
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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