緩和的放射線治療が奏功しない出血性進行胃がんに対し血管塞栓術(TAE)が有効であった1例

DOI Web Site 参考文献17件 オープンアクセス
  • 田崎 裕太郎
    国立病院機構長崎医療センター 放射線科 長崎大学病院 がん診療センター
  • 牧野 謙二
    国立病院機構長崎医療センター 放射線科
  • 中村 太祐
    国立病院機構長崎医療センター 放射線科
  • 大塚 哲洋
    国立病院機構長崎医療センター 放射線科
  • 北村 慶
    国立病院機構長崎医療センター 放射線科
  • 藤本 俊史
    国立病院機構長崎医療センター 放射線科
  • 宮﨑 敦史
    国立病院機構長崎医療センター 放射線科
  • 杉尾 小百合
    国立病院機構長崎医療センター 消化管内科
  • 今村 祥子
    国立病院機構長崎医療センター 消化管内科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Bleeding Advanced Gastric Cancer Treated with Transcatheter Arterial Embolization (TAE) after Ineffective Palliative Radiotherapy (RT)
公開日
2022
DOI
  • 10.2512/jspm.17.141
公開者
日本緩和医療学会

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説明

<p>症例は67歳男性.切除不能進行胃がんへの化学療法が奏功せず,外来にて症状緩和を行っていた.自宅で過ごされていたが,体動困難となり,救急外来を受診.Hb値3.4 g/dlと高度貧血を認め,進行胃がんからの出血と診断.入院のうえ緩和的放射線治療を開始したが,連日輸血を行うもHb値は改善せず,入院4日目の内視鏡検査にて漏出性出血(oozing bleeding)を認めた.入院11日目のHb値2.8 g/dlであり,照射継続での止血は困難と判断し,同日に血管塞栓術(TAE)を施行した.TAE後は輸血にてHb値8.0 g/dlまで改善.その後,輸血は不要となり,入院28日目に転院となった.出血性進行胃がんに対する緩和的放射線治療の高い有効性が報告されているが,奏功しなかった場合の救済治療に苦慮することがある.緩和的放射線治療が奏功しない出血性進行胃がんに対し,TAEが有効な救済治療となった1例を報告する.</p>

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