非定型大腿骨不全骨折に対する予防的骨接合術後の骨癒合率について
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- 藤村 謙次郎
- 国立病院機構九州医療センター整形外科,リウマチ科 飯塚病院整形外科
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- 原 俊彦
- 飯塚病院整形外科
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- 原口 明久
- 国立病院機構九州医療センター整形外科,リウマチ科 山口赤十字病院整形外科
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- 加茂 健太
- 山口赤十字病院整形外科
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- 櫻庭 康司
- 国立病院機構九州医療センター整形外科,リウマチ科
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- 嘉村 聡志
- 国立病院機構九州医療センター整形外科,リウマチ科
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- 宮原 寿明
- 国立病院機構九州医療センター整形外科,リウマチ科
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- 福士 純一
- 国立病院機構九州医療センター整形外科,リウマチ科
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- 佐々木 大
- 古賀病院21整形外科
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- 上田 幸輝
- 佐世保共済病院整形外科
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- 佐藤 太志
- 九州労災病院整形外科
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- 塚本 伸章
- 佐賀県医療センター好生館整形外科
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- 安原 隆寛
- 福岡赤十字病院整形外科
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Description
<p>【はじめに】大腿骨非定型不全骨折に対する予防的骨接合術後の経過は概ね良好で骨癒合を認めた報告も散見するが大規模な研究はほとんどない.今回,多施設共同研究を行い非定型不全骨折部の骨癒合が得られたかを調べた.【方法】対象は大腿骨非定型不全骨折と診断して予防的骨接合術を行った12例15脚で1年以上X線による経過観察したもの.【結果】手術は13脚に髄内釘を,2脚にEnder釘を用いた.骨癒合は5脚に認め,部分癒合は2脚に認めた.再手術は2脚で2脚ともEnder釘を使用していた.リウマチ性疾患は5脚で1脚のみ骨癒合した.その1脚は術後に近位screw周囲に骨折線を認めて荷重を慎重に行った症例だった.非リウマチ性疾患は10脚で,4脚に骨癒合を認め,部分癒合も含めると6脚に癒合傾向を認めた.【考察】症例数が少なく有意差は認めなかったがリウマチ性疾患は骨癒合が得られにくい可能性があり,症例数を増やしての再検討が必要である.</p>
Journal
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- Orthopedics & Traumatology
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Orthopedics & Traumatology 71 (4), 853-857, 2022-09-25
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390294020638403200
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
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- Abstract License Flag
- Disallowed