大学入学時の体力レベル別にみた精神的健康度の変化(体力学)
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- Nakahara-Gondoh Yuichi
- Fukuoka Pref. Univ.
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- Tsunoda Kenji
- Yamaguchi Pref. Univ.
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- Fujimoto Toshihiko
- Tohoku Univ.
Bibliographic Information
- Other Title
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- 入学時から卒業間際にかけての追跡研究
Description
<p>【目的】大学入学時の体力レベルの違いによって、卒業時の精神的健康度に変化がみられるかどうかについて検討した。 </p><p>【方法】2018年4月に入学した大学生を対象に、入学直後に文部科学省の新体力テスト(12歳~19歳対象の全8種目)を実施し、2022年2月(卒業間際)の追跡調査に参加した61名を分析対象とした。なお、本対象者は2年次の3月以降、コロナ禍で過ごした特徴を有す。体力レベルは、新体力テストの総合評価基準表(A~Eの5段階評価)を用い、A~Cを中高体力群(45名)、D・Eを低体力群(16名)と定義した。精神的健康度としてPOMS2の各指標を用いた。統計解析には、二元配置共分散分析を用い、性別と入学直後の総活動量(IPAQ-short)を調整した。 </p><p>【結果】入学直後のPOMS2の各指標には、いずれも有意な群間差はなかった。追跡調査の結果、「怒り-敵意」、「抑うつ-落込み」、「総気分得点」において交互作用が認められた。単純主効果検定の結果、入学時から卒業間際にかけて、低体力群のみ「怒り-敵意」が有意に上昇(悪化)した一方で、中高体力群のみ「抑うつ-落込み」が有意に低下(改善)した。また、卒業間際の比較において、低体力群の「怒り-敵意」と「総気分得点」は、中高体力群に比べて有意に高値(不良)であった。 </p><p>【結論】大学入学時の体力レベルの違いによって、POMS2の複数の指標において異なる時間変化が認められ、中高体力群は、低体力群に比して精神的健康度を良好に保っていることが示された。本対象者は、大学生活の半分以上をコロナ禍で過ごした学生である。このような困難な環境下にあっても、体力レベルが高いことは精神的健康を良好に保つ上で、一つの重要な保護因子となり得ることが示唆された。</p>
Journal
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- Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings
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Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings 72 (0), 173-, 2022
Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390294507109751552
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- ISSN
- 24367257
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Disallowed