2021年度学生相談機関に関する調査報告

書誌事項

タイトル別名
  • Report on the Survey about Student Counseling Institutions in 2021

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説明

<p> 日本学生相談学会では、高等教育機関における学生相談機関の設置やその組織のあり方、活動の実態等に関する状況の定期的な把握と共有を目的として、全国の大学・短期大学・高等専門学校を対象に調査を行っている。9回目となる今回の調査では、学生相談機関の設置率は前回の調査と同程度で、ここ数年大きな変動はみられていない。カウンセラーの配置や雇用状況は、指標によっては幾分改善されてきていることころもみられるが、校種や規模などによってはより不安定になっている状況もうかがえた。来談者状況は、新型コロナウイルス感染症の影響により、年間来談者数は約半数の機関で来談者が減少し、約2割の機関で増加していた。活動状況は、全体としては、これまでの傾向と同様なものであったが、コロナ禍で苦しむ学生への支援として、遠隔相談やWEBの利用など様々な工夫が模索され、新しい活動を試みながら、健闘している様子がうかがえた。</p>

収録刊行物

  • 学生相談研究

    学生相談研究 43 (1), 56-100, 2022-07-31

    一般社団法人 日本学生相談学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296143948485376
  • DOI
    10.57289/jasc.43.1_56
  • ISSN
    27580067
    09146512
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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