不耕起・有機農業畑の異なる微小環境内の中型土壌動物相

書誌事項

タイトル別名
  • Soil Meso-fauna in Two Microenvironments of a No-tillage Organic Farming Field

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説明

<p>不耕起・有機農業畑は, 播種や収穫など耕作される場所 (畦面)と通路など耕作されない場所(畦間)との2つの微小環境に分けることができる。 これらの微小環境が土壌動物にとって異なる生息環境であるかどうかを, ヒメミミズ類と小型節足動物 (特にササラダニ類) について検討した。両環境の土壌条件には, 理化学的な違いがみられ, 特に時間の土壌水分は四季を通じて安定していた。 ヒメミミズ類と小型節足動物の個体数は, 面では季節間の変化が大きかったが, 時間では安定していた。 季節間のササラダニ群集の類似度は, 時間の方が高かった。 したがってこれらの微小環境は, 土壌動物の異なる生息環境として扱う必要があると言える。</p>

収録刊行物

  • Edaphologia

    Edaphologia 66 (0), 11-20, 2000

    日本土壌動物学会

参考文献 (16)*注記

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