遷延性術後痛の軽減やQOL向上に対してWater Walker & Spaを用いた水中運動療法が有効であった一症例
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腰部や膝関節の遷延性術後痛によりADL能力とQOLの低下を認める症例に対し,症状緩和を目的にWater Walker & Spa steed proを用いた個別水中運動療法を実施した。症例は60歳代後半の女性で,強い腰殿部痛と膝関節痛のために活動性低下や不眠の症状を呈していた。水中運動療法(40分間/回,週2回,4週間)として,体幹・下肢のストレッチおよび自動運動,バランス練習,水中トレッドミル歩行(水温:33℃,水位:90–110 cm,1.5–2.0 km/h)を実施した。疼痛,身体機能,疾患特異的なADL・QOL,睡眠について評価し,介入前後の比較を実施した。その結果,水中運動療法後,即時的に腰殿部痛や膝痛の軽減を認め,下肢・体幹筋力が増加した。また,膝WOMACや腰部ODI・JOABPEQのスコアが改善し,ADL能力と全体的健康感が向上した。アテネ不眠尺度では不眠の改善と,日中の活動性増加を認めた。個別の水中運動療法によって即時的に疼痛や不眠が軽減し,徐々に活動性が増加しADL能力・QOLが向上した。
Journal
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- Physical Therapy Kagoshima
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Physical Therapy Kagoshima 2 (0), 56-62, 2023
Kagoshima Physical Association
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390301330606251136
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- ISSN
- 24368458
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Allowed

